トビウオの名前の通り、胸ひれを大きく広げ時には400メートルも滑空するといわれます。 山陰ではアゴと呼ばれ、島根県の魚に指定されるほど地元ではなじんだ魚です。 暑い日の続くこの季節はトビウオのサッパリとした爽やかな美味しさがうれしいもの。
青背から赤身を想像しますが、透き通ったあっさりとした白身。トビウオの名前の通り空を飛ぶために運動量が多く脂肪分は少なめ、 淡白ながら旨みは強く、どんな料理にもよく合います。トビウオは山陰から福岡県にかけて「あご」と呼ばれ、すり身を使用した「あご野焼き」は島根県の特産品となっています。 地元島根県ではトビウオは県の魚に指定されているほど大切にされており、トビウオの幼魚は「アゴだし」と言う「だし」の原料として使われ、カツオと比べて脂分の少ない上品な味。そんなトビウオだから、サッパリとしていても旨みは十分。 食欲の減退しやすい入梅から夏にかけては嬉しい美味しさです。
名前の由来の通り、空を飛ぶ魚のトビウオ。滑空は時に400メートルにも及びます。その激しい運動のため体は引き締まっており、脂質は極めて少なく 青背の魚でありながら平均的な白身魚をも下回ります。
春から夏にかけて豊富に採れるトビウオ。山陰では「アゴ」とも呼ばれます。新鮮なものは刺身として食べられる他、 すり身を加工した「あご野焼き」や蒸したトビウオから作られる「アゴだし」等、 トビウオの特徴であるクセのない旨みを生かして様々に利用されています。 山陰の夏を代表するトビウオの美味しさをお楽しみください。